ツバキ文具店の続きです。
「キラキラ共和国 著者 小川糸」
TVを見ない私は知らなかったのですが、TVドラマの放送があったようです。
本を読んだあとのTVドラマは自分のイメージがドラマの作り手や演者によって色変わりします。
そのお話から抜け出てきたようなリアルなイメージの場合や全く違うのだけどそれによって新たな発見を得る場合があります。
また、そのどちらでもなくちょった残念な気持ちになる場合とさまざまです。
私の勝手ながら、ポッポちゃんの外観のイメージはあやふやですが、内面は確固たるものがあります。
それを守りたい思いで小説のまま置いときたいのです。
キラキラ共和国はポッポちゃんを取り巻く身近な人との少々胸が痛い出来事とともに、心がしんどいときのおまじないの言葉『キラキラ』を教えてくれます。
そして、ポッポちゃんへ宛てたQPちゃんのお手紙に、子どもたちからもらったお手紙を思い出します。
タンスの引き出しからそれを出してきて、久しぶりに眺めてみました。
今ではすっかりその存在の在り処を知っているであろう、サンタさんへのお手紙は可愛くて仕方ありません。
また、母の日に寄せて書いてくれたお手紙は心に響くものがあります。
ポッポちゃんがQPちゃんからのお手紙を、それだけで生きていける気持ちになると語っているように、子どもたちからのお手紙はホント、それだけで生きていくモチベーションになります。
本だかTVだかラジオだか忘れてしまいましたが、「子どもは3歳までに親孝行をする」という言葉を聞き、本当にそれはそうで、それだけで十分だと思うわけです。